
アメリカに移住して一息ついたものの、多くの人が次に直面するのが働く場所をどう見つけるかという新たな悩みではないでしょうか。
実際に、アメリカ人の配偶者として渡米したIさんも、アメリカに来たばかりの頃は「どこから始めたらいいか分からない」「ビザの制限があるから不安」といった気持ちを抱えていました。
日本と違い新卒採用がないアメリカ、通勤手段も電車ではなく車が主流、そういった中で何が就活の正解なのかわからず、悩んだ日々は少なくなかったそうです。
この記事では、配偶者ビザやE2などで就労が可能な方に向けて、自分らしい働き方を見つけるためのステップと、Iさんの体験談を交えながらリアルなアメリカ就活のヒントをお届けします。
Table of Contents
Step 1|価値観を掘り下げる:「アメリカで働く目的を明確にしよう」
アメリカで働く・働きたい理由は人それぞれです。
- 家計のために働きたい
- 英語力を伸ばしたい
- 多様性のある現場に触れたい
- 日本とは異なった働き方がしたい
大事なこととして、まずは「自分はなぜアメリカ働きたいのか?」を明確にすることが第一歩です。
そこから、「絶対に大事にしたいこと(Must)」と「あると嬉しいこと(Want)」に分けてみるのもおすすめです。
体験談:Iさんの場合
Iさんの場合、「ワークライフバランス」と「人と関われる環境」は、仕事探しにおける譲れない条件(Must)でした。
特にアメリカでは、仕事とプライベートの境界線を明確に持ち、自分の時間や家族との時間を大切にする文化が根付いています。
そのような環境の中で、自分自身も無理なく長く働ける職場を選びたいと考えたそうです。心身ともに余裕がある状態で働けることで、日々の生活に対する満足度も大きく変わり、自分らしいパフォーマンスを発揮しやすくなるとも感じたと話します。
また、”Want”としては、なるべく従業員数の多い企業で働きたいという思いがあったとのこと。その理由はシンプルで、人の数だけ価値観や働き方のスタイルが存在し、そうした多様な人々と関わることで、自分の視野や考え方を柔軟にアップデートしていけると感じていたからです。
実際、異なるバックグラウンドを持つ同僚たちとの対話を通じて、仕事に対する姿勢や時間の使い方、キャリアに対する考え方など、多くの気づきを得ることができたそうです。
さらに、日本で築いてきた正社員キャリアにとらわれるのではなく、アメリカではもっと柔軟な働き方をしようとも考えていたそうです。
たとえば契約社員やパートタイム、副業可能な環境なども視野に入れて動き始めたことで、自分にとっての働く意味がよりクリアになり、新たな選択肢が見えるようになったと語っています。
Step 2|スキルと強みを棚卸し:「日本のキャリアをどう活かす?」
「自分にはアメリカで通用するスキルなんてないかも…」
そんなふうに思い込んでいませんか?
でも実は、日本で培ってきた経験は、驚くほど多くの場面で役立ちます。
- ビジネスマナーや事務処理能力
- 丁寧な対応力、ホスピタリティ
- 語学や文化理解、調整力
- SNSやPCスキル、チームで働く力
そして、「未経験でも挑戦したい」という意欲こそ、アメリカでは評価されることも多いんです。
体験談:Iさんの場合
Iさんも、自分にできる仕事があるのだろうか、と不安に感じていた時期があったそうです。
そこでまずは、Indeedで自分と似たバックグラウンドを持つ人たちの職歴を検索し、どんな道を歩んできたのかを観察したとのこと。
さらに、日系の転職エージェントや求人サイトも活用し、今アメリカで求められているスキルは何か、なども具体的にリサーチ。
すると、「前職でやってたことに近い」「自分にも応用できそう」と、少しずつ自信が湧いてきたそうです。
完璧じゃなくてもいいので、まずは持っている経験を言語化してみること、そしてそれをどうアメリカの職場に応用できるか考えることが、第一歩になります。
Step 3|ビザ別に考える「アメリカで合法的に働ける方法」
ビザの条件は、就職活動に大きく関わります。
例えば、E2配偶者やL2Sなどは就労可能ですが、J2やF2などは条件付きです。
そのため、仕事探しを進めるうえでの大切なポイントは、希望するポジションを見つけた際に、まず最初にビザ要件をしっかり確認しておくことです。
後になって「応募できなかった」と気づくのではなく、最初から自分に合った条件かどうかを見極めておくことで、効率的かつ現実的な就職活動が可能になります。
また、フルタイムが難しいなら、まずは以下のような働き方から始めてみるのも一案です。
- パートタイム
- リモート勤務
- プロジェクト単位の契約仕事(freelance)
- ボランティアやインターンで経験を積む
日系企業やバイリンガル人材を積極的に採用している企業の多くは、特定のビザに対する理解や対応経験が豊富です。
そのため、ビザの条件に不安がある方や、自分の状況に合った職場を探している方にとっては、こうした企業を中心にリサーチするのも非常に有効なアプローチと言えるでしょう。
まずは、自分の強みや背景を活かせる環境に絞って、情報を集めてみることをおすすめします。
あらかじめ「自分のビザでできること・できないこと」を整理しておくと、無駄な応募や悩みを減らせます。
Iさんも、まず応募ページでビザに関する条件を確認し、そのうえで念のため面接時にも面接官に直接質問して確認を取ったそうです。事前にきちんと確認することで、不安が和らぎ、安心して選考に臨むことができたと振り返っています。
「アメリカでの就活は選び直しから始まる」
日本では「会社に入る」文化が根強いですが、アメリカは「ポジションに応募する」社会。
言い換えれば、今までのキャリアにとらわれず、“選び直せる”チャンスがあるということです。
最初から明確な目標がなくても大丈夫です。
なぜならアメリカでは、キャリアの形も働き方も本当にさまざま。
だからこそ「急がなきゃ」と焦る必要はありません。
大事なのは、自分の価値観やライフスタイルに合った道を、納得しながら選ぶことです。
体験談:Iさんの場合
Iさんも「これが自分の天職!」という感覚はなかったそうです。
最初は英語もあまりわからずで苦労の連続でしたが、小さな一歩を踏み出したことで、多くの人とのつながりを作っていくことができました。
その一歩が自信になり、そこから更に一歩を踏み出し続けることで、最終的に「この場所で頑張っていこう」という気持ちに出会えたと語ってくれました。
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