HRAIT – Employment Agency

HRAIT(ハライト)でリクルーターにサポートを受けながらアメリカで仕事探し・就職・転職活動をし、アメリカの日系企業などの求人に応募して選ばれる求職者

アメリカで就職・転職活動をしていると、「どんな人材が求められているんだろう?」「自分は“採用する側”からどう見えているんだろう?」と感じることはありませんか?

このブログでは、HRAITで日々企業と求職者のあいだに立っているリクルーターの視点から、企業が求めているいる”本当に活躍する人材”と判断するポイントをお伝えします。読み終わるころには:

  • 企業がどこを見ているのか
  • 自分のどんな部分をどうアピールすればいいのか

が、具体的にイメージできるようになるはずです。

アメリカ日系企業の採用市場の最新トレンド

日系企業やバイリンガルポジションの採用現場では、「駐在員中心」から「現地採用の強化」へとシフトする動きが顕著になってきました。実際にリクルーターとして企業・候補者双方を支援する中で、その流れの加速を強く感じています。

こうした現地採用シフトの背景には、ビザ制度の変更に関する不安など以外に、入社後にしっかり成果を出し、長く活躍してくれる人材を見極めたいという企業側の意図があります。そのため、採用現場では次のようなニーズがはっきりしています。

  • 即戦力として、ある程度すぐに成果を出してくれそうか
  • チームや企業文化にフィットして、長く働いてくれそうか
  • 上司・同僚・他部署ともスムーズにコミュニケーションが取れそうか

特にバイリンガルポジションでは、言語力は「スタートライン」に過ぎません。

HRAITの採用現場でも、「英語と日本語はできるけれど、文化的なギャップでチームに馴染めず、早期離職につながるケース」を防ぎたいという相談を受けることが増えています。

面接で企業がチェックしている“隠れたポイント”

「英語も日本語も話せるのに、なぜか内定につながらない…」

そう感じている日英バイリンガルの方は少なくありません。実は、企業が面接で見ているのは 「テストの点数」や「履歴書のきれいさ」だけではないからです。

日英バイリンガル人材への主なチェックポイントは、次の4つです。

  • 実際の会話力:テストのスコアより、面接での“生のコミュニケーション力”を重視。質問の意図をくみ取り、英語・日本語どちらでも分かりやすく説明できるかを見ています。
  • 両文化の理解力:日本的なビジネスマナーや文化の背景を理解し、それをアメリカの職場でどう活かせるか。単なる翻訳ではなく、文化のギャップを埋めて「橋渡し役」になれるかが鍵です。逆に、この文化的適合を見落としてしまうと、コミュニケーションのすれ違いやミスマッチが生まれ、早期離職やパフォーマンス低下につながる可能性も高まります。
  • 柔軟さと学習意欲:言語やルールの違いにぶつかったとき、文句よりも「どう工夫するか」を考えられるか。今ある語学力だけでなく、これから伸びていきそうかも評価されています。柔軟に対応しながら、成長していける人材は長期的な戦力になります。
  • “隠れた人間力”:自然な礼儀正しさ、両言語での丁寧な感情表現、チームワークや協調性など、「一緒に働きたいか」に直結する人柄も、面接中の会話や態度からチェックされています。

リクルーターが“この人は活躍しそう”と判断する瞬間

私たちリクルーターは、言語力 × 職務スキル × 文化的適合性のバランスが見えたときに、「この人は現場でちゃんと活躍しそうだな」と直感します。

そのサインになるのが、次の3つの瞬間です。

  1. 自分の言葉でキャリアを語れるとき

    履歴書の読み上げではなく、

    • なぜその仕事を選んだのか
    • そこで何を学び、次にどう活かしたいのか

    を、自分の言葉でシンプルに話せる人は、言語力だけでなく「職務理解」と「キャリアの軸」がしっかりしています。企業からも「ストーリーに一貫性があって、長期的に伸びていきそう」というフィードバックをもらうことが多いタイプです。

  2. 「ここで働く自分」が具体的に見えた瞬間

    事前リサーチをしている人は、会話の端々で分かります。

    • 公式サイトやブログを読んだ上で質問している
    • 「御社のこの取り組みに共感しました」と具体的に話せる
    • 「自分のこの経験は、ここでこう役立つと思う」と結びつけて話せる

    こういう人は、単に“応募している人”ではなく、“ここで働く前提の人”です。リクルーターから見ると、言語力とスキルに加えて、企業文化へのフィット感までちゃんと考えているのが分かるので、面接の内容も一段深くなり、企業側の評価も自然と上がります。

  3. 質問のレベルで「視点の高さ」が伝わったとき

    最後の質問タイムは、候補者の“視点”が一番よく出る場面です。

    たとえば、こんな質問が出てくると空気が変わります。

    • 「このポジションで、3ヶ月後に期待される成果は何ですか?」
    • 「このチームで活躍している人に共通する特徴はありますか?」
    • 「1年後、どんな状態になっていたら“成功”と言えますか?」

    こうした質問は、3つのバランスの良さを一気に伝えてくれます。リクルーターも企業も、「この人は、入社後に“一緒に成果を出すところ”までちゃんと見えているな」と感じる瞬間です。

アメリカで“選ばれる人材”になるために今日からできること

ここまで見てきた通り、アメリカの日系企業やバイリンガルポジションで“本当に活躍する人材”として選ばれるには、言語力 × 職務スキル × 文化的適合性のバランスが欠かせません。

  • 英語・日本語という「ことば」
  • 仕事を進めるための「スキル」
  • チームや企業文化に馴染み、橋渡し役にもなれる「カルチャーフィット」

この3つを意識して磨いていくことが、「なんとなく応募する人」から「ぜひ一緒に働きたい人」へのステップアップにつながります。

そして、今日からできることは決して大げさなことではありません。

  • 自分のキャリアを「なぜ・何を学んだか・どう活かしたいか」で言語化してみる
  • 応募企業の情報をよく読み、「ここで働く自分」をイメージしてみる
  • 面接で聞いてみたい質問を、事前に3つだけ用意しておく

こうした小さな準備の積み重ねが、面接での説得力や、自分への自信につながっていきます。応募先ごとに履歴書やカバーレターをカスタマイズして、むやみに求人に応募せず、「量より質」を大切にしましょう。

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自分をより深く理解しながら、「なんとなく応募する人」から「選ばれる人材」へ一緒にステップアップしていきましょう。

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