アメリカで介護士・ケアギバーとして働きたいあなた。
主な仕事内容や必要なスキル、将来のキャリアパスを知ることであなたの夢に近づきます!
本記事では、アメリカで介護士・ケアギバーになるために必要な知識や、具体的な仕事内容、転職方法について解説します。
- アメリカでの介護士・ケアギバーの仕事内容/種類
- 求められるスキル・学歴・職歴
- 平均給与・待遇・ベネフィット
- 将来のキャリア
上記のような内容が理解できるようになるので、参考にしてみてください。
アメリカでの介護士・ケアギバーの仕事内容/種類
介護士の主な仕事は、日常生活で支援を必要とする人に身体的・精神的なサポートを提供することです。
高齢者に限らず、子どもの身体的または精神的なハンディーキャップを持つ人が含まれることがあります。
介護者の具体的な仕事内容は、介護する人のニーズによって異なりますが、一般的な仕事内容は以下のようなものが挙げられます。
・日常生活動作の介助 – 衛生管理、着替え、身だしなみ、食事などの手助け
・要介護者の健康状態チェック – バイタルサインのチェック、投薬、理学療法の補助
・交友関係の構築 – 精神的なサポートを行い、会話を交わし、社会的な孤立を防ぐ手助け
・家事と食事の準備 – 軽い家事、洗濯、食事の準備などの手伝い
・外出の手助け – 買い物、社会的な活動への移動手段を提供、サポート
・コミュニケーション – 介護されている人が適切なケアを受けていることを確認するために、家族、担当医、およびその他のサポートサービスと連絡を取る
全体として、安全で協力的な環境を提供しながら、個人の自立と生活の質の維持を支援することです。
求められるスキル・学歴・職歴
アメリカで介護士に就くためには、一般的に、介護資格を取得する必要があります。
例えば、介護助手の資格を取得するには、まず、大学やカレッジ、医療関連の学校などで提供されている一定の時間(通常75時間以上)、トレーニングが必要です。その上で、介護士資格試験を受ける必要がある場合があります。そして、介護士の仕事に就く前に、多くの州では、過去の犯罪歴調査など、バックグラウンドチェックが実施されるでしょう。
資格要件が州によって違うため、就業する州の要件を調べ、それに沿って、資格を取得することが大切です。
また、介護士として働く上で重要なスキルや資質がいくつかあります。
・コミュニケーション能力 – ケアを受ける人、その家族、他の医療従事者とにコミュニケーションをとることが必要となるため、親身になってニーズをヒアリングできる力、対面・メール・電話でのやり取り
・忍耐と共感能力 – 繊細さと共感をもって、要介護者のニーズを理解し、 忍耐と思いやりを持ち対応する力
・問題解決能力 – 潜在的な問題を予測し、発生した課題に対する解決策を、ケアを受ける人の立場を最優先して見出し、決断する力
・マネージメント能力 – 任された仕事を全て時間内に終わらせるため、時間を効果的に管理する能力が必要となり、要介護者の予約や薬、その他の重要な事柄を記録しておくための整理整頓のスキル
・スタミナ – 人を持ち上げたり、動かしたり、身の回りの世話をしたり、家事をこなすなど体力が必要な仕事内容が多い
・柔軟性と適応能力 – ケアが必要な人のニーズは変化するため、介護者は状況の変化に適応し、ケアへのアプローチに柔軟性を持ち行動する力
介護には、技術的な能力と感情的な知性と思いやりを兼ね備えた、ユニークなスキルが求められます。
平均給与・待遇・ベネフィット
アメリカの介護士の平均時給は$15.30となりますが、給与は介護施設で働くのか、個人のケアギバーとして働くのかによっても変動します。
施設で働き、コーディネーターのポジションに就けば年収は約$43,600ですが、個人の介護士であれば、年収$19,800が平均となり、アメリカでは比較的年収の低いお仕事です。
ですが、日本の平均年収は316万なのでアメリカで転職すれば昇給が見込めます。
介護施設で正社員として働けば、組織にはよりますが、健康保険、有給休暇、その他待遇が見込めますが、個人ケアギバーでは個人的な契約のため、給与・待遇の交渉、フレキシブルな勤務が可能な場合もあり、プライベート、学業との両立、もしくは他の仕事と兼用可能となります。
将来のキャリア
関連分野への転職やキャリアアップを目指す介護士には、いくつかのキャリアパスがあります。
1つ目は、病院・老人ホーム・その他の医療施設で、入浴・着替え・食事の世話など、患者に直接的に関わる「認定看護助手(CNA:Certified Nursing Assistant)」です。CNAになるには、州承認のトレーニングプログラム修了の上で、認定試験合格が必要です。
2つ目は、患者の自宅でパーソナルケアを行う「ホームヘルス補助者(Home Health Aide)」です。入浴・着替え・家事手伝いの他、医療従事者の監督のもとで薬投与も含めた医療ケアサービスを提供します。
3つ目は、医療事務所/クリニックで患者のケアや管理業務を手伝う「メディカル・アシスタント(Medical Assistant)」です。担当する患者の病歴を調べたり、「脈拍」「呼吸」「体温」「血圧」といったバイタルサインを記録したり、医療処置をサポートしたりする他、予約や記録管理などの管理業務も行います。
4つ目は、「看護師 (RN:Registered Nurse)」です。病院・診療所・その他医療施設で患者のケアを行います。薬投与や医療処置だけでなく、精神的なサポートや場合によっては教育も行います。RNになるためには、認定看護師課程修了とライセンス試験合格が必要です。
5つ目は、「ソーシャルワーカー(Socail Worker)」です。病院・診療所・ソーシャルサービス機関などに勤務し、患者の精神的サポートを行うと共に、患者と地域のリソースを結んで患者の生活を円滑にしたり、患者の権利を擁護したり、日常生活における問題解決と対処を支援します。
これらのキャリアパスは、トレーニング、資格取得を必要とする場合もありますが、ご自身のキャリアアップやスキルアップが見込めます。
まとめ
人と関わる仕事、人を助ける仕事をしたい人にはピッタリのお仕事です。
将来看護師になりたい人、医療関係に携わりたい人はまず介護士として仕事を始め、経験を積みながら実際のニーズの理解を深めることができます。
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