HRAIT – Employment Agency

「まずは一歩を」――米大学卒、外資金融での内定まで

インターン経験から学んだ“主体性”と“伝わる英語力”
  • 外資系金融情報企業
  • アナリティクス&セールス職
HRAIT(ハライト)でインターンをし、アメリカの働き方を学んだあと、外資系金融企業に就職が決まった日本人のEさん
高校時代に渡米し、米国の大学を卒業。インターン経験を経て、外資系金融企業から内定を獲得した遠藤さん。この記事では、彼がどのようにキャリアを築いてきたのか、アメリカでの挑戦や学び、インターンを通じて得た成長について語っていただきました。アメリカでのキャリア形成を考える方にとって、リアルなヒントが詰まったインタビューです。
AI SAKURA

HRAITサポートでアメリカでのキャリアを実現したMさんのストーリー

遠藤さんのキャリア

バックグラウンド:栃木県宇都宮生まれ。16歳で渡米し、高校編入→米NY州の大学卒業。

内定先:外資系金融情報企業(アナリティクス&セールス職)。まずはアナリティクスで基礎と顧客理解を深め、将来的にセールスでクライアントと向き合うキャリアパス。

強み:長年のサッカーで培ったチームワークとリーダーシップ、主体性。

まずは自己紹介をお願いします。

栃木県宇都宮生まれで、16歳の頃に父の転勤がきっかけでアメリカの高校に転入しました。そこからアメリカのニューヨーク州の大学に行くことになりまして、そちらを一応無事に卒業いたしまして、今年の9月から日本の東京でフルタイムの仕事が決まっているという状態になります。よろしくお願いいたします。

内定先と職務内容を教えてください

部署は「アナリティクス&セールス」というところで、まずは全員がアナリティクスからキャリアをスタートします。ここでは、さまざまな金融情報が集約されたプラットフォームの基本的な使い方を理解し、それをクライアントにとってどのように提供すれば最も使いやすいのかを試行錯誤しながら学んでいくポジションです。

一定の経験を積み、おおよそ1〜2年かけてターミナルの仕組みや運用に慣れてきた段階で、セールスのポジションへと移ることになります。セールスではクライアントとの直接的なコミュニケーションが増え、例えば「もっとこういう情報が欲しい」といった要望をヒアリングします。その上で、アナリティクスチームやデータエンジニアリングのメンバーと協力し、ターミナルの使い勝手をさらに改善していくという流れの仕事になります。

専攻は金融ど真ん中ではなかったそうですね。どう乗り越えましたか?

僕の専攻は「ビジネス・インテリジェンス&アナリティクス」で、Pythonなどを使ったデータ分析寄り。金融知識には不安もありましたが、研修が充実している企業だったので、地道にキャッチアップする覚悟で臨みました。

応募のきっかけは?

もともと金融業界には興味があったのですが、ボストンキャリアフォーラムには投資銀行や証券会社など、金融に特化した大手企業が数多く参加していました。その中で、いきなり投資銀行や保険会社といった金融に強くフォーカスした企業に応募するのは、自分には少しハードルが高いと感じたんです。

そこでまずは、情報提供など幅広いサービスを扱っている企業を“第一歩”に選びました。ここで経験を積みながら、自分が本当に金融にどれだけ興味を持てるのかを確かめたい、そしてそこから将来のキャリアを考えていきたい。そんな思いで応募しました。

アメリカで働くためにキャリアフォーラムに参加し、金融企業にキャリア相談

英語力について。ビジネスで求められる水準は?

面接はほぼ英語でしたし、社内ミーティングやプレゼン、海外拠点との連携も英語です。高校から計7年半ほどアメリカで過ごした蓄積は大きいですが、「通じ合う姿勢」を一番大切にしています。完璧よりも、誠意と感謝を持ったコミュニケーションが信頼を生むと実感しています。

弊社のインターン応募のきっかけと、得られたことは?

日本人がアメリカでインターンを獲得するのはとても難しく、グリーンカードやビザの問題もあって応募先を選ぶのに苦労しました。当時は金融に興味があって大企業に応募しようかなとキャリアフォーラムで考えていたので、まず自分には仕事の経験が必要だと感じました。そこでaiTWorksさんのインターンの応募をたまたま見つけた母から紹介を頂いたんですよね。「この会社面白そうだから応募してみたら」というきっかけで応募させていただいたのが正直なところです。

実際やってみて、リモートの環境に慣れる、時間厳守、緊急時の連絡といったコモンセンス、どうしたら効率よく仕事ができるかの試行錯誤など、得たいこと以上の成果があったと思います。いい意味でいろいろ任せてくれて、自分で考えてやってみてというスタンスだったので、試行錯誤しながらできたのが良かったです。アメリカ就職を考える人にとって、コネクションづくりのメリットもあると思います。

インターンでは具体的にどんな業務を?

アメリカで活動している日本企業を業界別にリストアップして、マネージャーに手渡しするというのがまずありました。見やすいリストの作り方を試行錯誤したり、ノルマを期限内に上げるという時間厳守の学びもありました。
あとは、クライアントから頼まれている人材をいろいろなプラットフォームで探してリストを作成して上司に提出、基本的なリサーチ業務や「エクセルで作成してください」といった事務もお願いされていたと思います。最後の方には、ビジネスパートナー候補になってくれそうな会社さんに、英語と日本語でのサービス提供メールを作成させていただいた経験もありました。

日米の働き方の違いで感じたことは?

比較は難しいです。インターンは完全オンライン、日本でのバイトやインターンはすべて出社型だったので形態が違うというか。日本では9時-5時で月金勤務・土日休みが多い印象ですが、こちらはフレキシブルで、自分の都合のいい時間の中で時間を選んでやってくれていいよ、という感じがありがたかったです。

印象に残ったエピソードや、成長実感は?

週次のウィークリーミーティングで、みんなのその週のパフォーマンスや今後の目標を話し合う場があって、そこでの雰囲気はすごく勉強になりました。CEOがいろんな人にフィードバックを送ったり、「今後こうしていったらいいんじゃない」と細かく話されていて、そのフィードバックの仕方や話し方は今後の人生にもいい経験になったと思っています。
反省としては、完成まで待って一括で出すより、できた順に早めに共有していれば、マネージャーがその順からコンタクトを取れて、全体のプロダクティビティを上げられたかもしれないので、自分の満足より先に相手のことを考えてアウトプットできたのかな、という点です。

アメリカでの働き方を学ぶためのインターンでリモート会議をする様子

今後の目標やキャリア観は?

そこは今のところあやふやで、どうしようかなと考えているところです。1社に20年30年という時代ではなく、転職も頭に入れながらやっていく時代だと思うので、今回就職させていただく会社さんもいろんなクライアントと接点がありますし、厳しい環境に揉まれながら、クライアントと話して自分に合う業界を探り、徐々にやっていけたらなと思います。

アメリカでの求人情報獲得、キャリアアップの相談のためにキャリアフォーラムに参加する様子

最後に、これからインターンに挑戦する人へのアドバイスをお願いします。

雇う側からすると、最初はインターン生がどれだけ仕事ができるか分からないことが多い。だから自分から「できることありますか?」「こう工夫してみました」と積極的に伝えるのが大事です。やりたいことや目標をマネージャーにちゃんと共有して、頼まれたことプラスで工夫してやってみる。そうするとフィードバックももらえますし、その後の関係性も良くなる。積極性を意識して、自分で試行錯誤しながら工夫していくのが大切だと思います。

まとめ:アメリカでのキャリア構築を成功させる3つのポイント

✔ 自分に合った第一歩から経験を積み、ステップを踏んで挑戦する

✔ 任されるだけでなく、自ら工夫し主体的に動く姿勢を持つ

✔ 基本を徹底しつつ、リモートや異文化環境に柔軟に対応する

あなたも、HRAITで理想のキャリアを見つけてみませんか?

まずはHRAITに登録して、リクルーターとアメリカでの就職についての悩みや探している職種などについて無料でご相談ください!めてみませんか?