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アメリカは転職を繰り返すのが普通って本当?その理由は?

転職頻度はどれくらい?

 

アメリカは転職大国です。

事実、アメリカ人は生涯平均12回もの転職を繰り返しています。

22歳から働き始めて、定年までを約40年とすると、3−4年の間隔で転職していることになりますね。

 

日本人と比べ、アメリカ人はなぜ転職を繰り返すのでしょうか?

アメリカの転職サポート支援をしている弊社の立場から考察してみましょう。

 

なぜ、アメリカ人は転職回数が多いのか?

なぜ、アメリカ人は転職回数が多いのか?

アメリカ合衆国労働省労働当局のデータを見てみると、アメリカ人は人生を通じ、平均12.3個の職業を経験していると報告されています。

 

Number of Jobs

Held Individuals held an average of 12.4 jobs from ages 18 to 54, with nearly half of these jobs held before age 25. In this news release, a job is defined as an uninterrupted period of work with a particular employer. (See the Technical Note for additional information on the definition of a job.) On average, men held 12.6 jobs and women held 12.3 jobs from ages 18 to 54. Men held 5.8 jobs from ages 18 to 24, compared with 2.1 jobs from ages 45 to 54. The reduction in the average number of jobs held in successive age groups was similar for women. (See table 1.) Chart 1 shows the cumulative number of jobs held from ages 18 to 54, by sex and age. The decline in the slope of these curves indicates a decrease in the rate at which workers change jobs as they age.

参照:NUMBER OF JOBS, LABOR MARKET EXPERIENCE, MARITAL STATUS, AND HEALTH: RESULTS FROM A NATIONAL LONGITUDINAL SURVEY

 

いっぽうで、日本人の生涯平均転職回数は2.8回ほど。

なんと約10回もアメリカ人の方が多く転職を経験していることになります。

出典:平成 27 年転職者実態調査の概況

 

アメリカの平均勤続年数は?【日本と比較してみる】

このような背景から、アメリカと日本の平均勤続年数を比較してみましょう。

大学を卒業し、22歳から働き始めると仮定し、65歳を定年としてみます。

 

実働年数43年で、転職回数が12回のアメリカでは、一つの企業で継続して働く年数は、約3.6年(つまり、3年半)ほどになります。

いっぽう、日本の場合は、約15年。

たしかに、日本で勤続15年は珍しくありませんよね。

しかし、アメリカ国内において、一つの企業で15年間も働き続けるのはごく稀なことです。

 

アメリカ人が転職を繰り返す理由とは?

なぜアメリカでは、これほど転職が盛んなのでしょうか?

答えは、アメリカ人が転職を決める際の条件から紐解くことができます。

 

大手転職サイトIndeedの調査によれば、アメリカ人が転職を決める理由トップ5は次の通りです。

 

  • 現在の職では将来性が不安だから(45%)
  • 現在の上司、リーダーに不満を抱いているから(41%)
  • 現在の職場環境、企業文化が自分に合わないから(36%)
  • もっとチャレンジできる仕事につきたいから(36%)
  • 現在の待遇に満足していないから(34%)

参照:New Research Reveals the Real Reason People Switch Jobs (and It isn’t Money or Their Boss)

 

もちろん、アメリカにも能力に応じた社内での昇給や昇格はあります。

しかし、日本のように勤続年数が長いからという理由で、給料が上がることはほぼないため、将来性に不安を感じたり、より良い職場環境を見つけたりした場合は、“迷わず転職する”という文化になっているんですね。

 

日本とアメリカ、転職事情の違い

もうひとつ言えることは、日本とアメリカの仕事に対する価値の違いが影響しているということです。

 

日本 アメリカ
キャリアの軸になるもの 会社 自分自身のキャリア
重要視されるスキル 職場を網羅的に理解する能力 専門性に特化した能力

 

大まかに言えば、日本とアメリカで、個人が会社に求められる能力の違いはこのようになります。

よくある話ですが、日本の大手企業では新人研修で複数部署に配属されて、全体業務を一通り知るように教育される、ことがあるのは、このような文化が色濃く残っているからです。

いっぽう、アメリカでは、自分の専門性を高めることで、その人自身の市場価値が高まるため、別部署の仕事を知る必要なんてありません。

デザイナーならデザインスキルを、営業ならセールススキルを、人事ならHRスキルを、といった形で、自分の専門性を磨くことで、会社からも評価されるのがアメリカの文化です。

 

アメリカでは出戻りもよくある話

続いて、アメリカの採用について考えてみましょう。

社内の上位ポジションが空いたとき、日本企業ですと空席は社内の既存人材リソースで穴埋めし、誰かを昇進させようとします。

しかしアメリカでは、適切な能力を持った人材を外から引っ張ってくることで穴埋めするのが一般的です。

ここには明確な理由が存在します。

 

  • 既存社員には現行業務があるのだから、その人材を昇進させたら、今度はそこに穴が空いてしまう
  • 上位ポジションの仕事をこなせるか不明な人材を昇進させるより、経験値のある外部人材リソースから探した方が良い

 

その結果、社員は、一つの会社に居続けても社内昇進できる可能性は低いと感じてしまうので、自分が求められているより良い職場に移るという考えになります。

 

そんな転職大国のアメリカでは、出戻り転職も頻繁に見受けられます。

 

  1. Amazonで、プロジェクトマネージャーをしていた
  2. Googleに転職し、中間管理職のポジションについた
  3. Amazonに戻り、管理職のポジションについた

 

このように、転職することでポジションを少しずつ上げて、元の会社により良い待遇で戻るなんてことが普通に行われているのです。

「他社でスキルを上げた人材なのだから、再雇用することを厭わない」という考え方は実にアメリカらしいですね。

 

アメリカで転職するには

本記事で解説したように、アメリカでは転職をしながらキャリアアップすることが一般的です。

それが理由の一つとなり、アメリカ人の生涯平均転職回数の多さにつながっていると言えます。

 

アメリカでは、日本のように社内で横一線の新人教育を受け、一つの会社のエキスパートになるよりも、自分の専門性に特化したスキルを磨くことが求められます。

そのための転職なら、回数を繰り返してもマイナス評価につながらない(むしろ、プラス評価を受ける)のがアメリカなので、より高待遇でチャレンジングな求人情報を見つめたら、転職してみるのも悪くありません。

 

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